毎日の活力になっている

私は結婚して両親とは別で暮らしています。
実家の近くには小さな診療所があります。
両親が今住んでいる家に引っ越しをしたのは私が社会人となってからでした。
すでに、私は一人暮らしをしていたのですが実家に帰省して泊まった際に高熱を出してしまったことがありました。
普段は熱自体を出さない私が40度を超える熱を出しました。
そのため、点滴を打ってもらおうとその近所の診療所に診察に向かいました。
ところが、待合室にはたくさんの高齢者がいて高熱が出て倒れそうな中、一時間以上も待たなくてはいけませんでした。
地域の診療所ということもあって、そこに来ている人はほとんどが顔見知りです。
おそらく毎日、もしくは週に何度か通院している感じです。
看護師さんとも仲がよさそうで、家庭の話や自分の病気の話などに花を咲かせていました。
その様子を見てふと思ったのですが、看護師という仕事も病院によって忙しさや心身への負担は様々なんだなと。
私の友人も看護師の仕事をしているのですが、大学病院に勤めている彼女は肉体的にも精神的にも疲れ果てていて、いつか倒れるんじゃないかとすごく心配です。
しかし、この診療所の看護師さんはすごくのびのびと仕事をしていて、心にゆとりがあるように見えました。
笑顔も多いですし、物腰も柔らかで高齢者の皆さんと丁寧にコミュニケーションが取れています。
本来の看護のあるべき姿ってこういうものなんでしょうね。
「この病院辞めたい」が口癖の友人に、こういう診療所の看護師に転職してはどうか、アドバイスしてみようと思います。

いまでは、その診療所に両親が毎日のように通うようになりました。
病院から帰ってくると、誰々さんがどうだったとか、どこそこの誰々さんはこんな状態らしい、などなど井戸端会議の結果報告をしてくれることもあります。
まるで社交場のようになっている病院で思う存分周りの人たちとのコミュニケーションをとっているようです。
ですが、そういったことが毎日の活力になっているのかもしれないなという気もします。
何十年も連れ添った二人ですから、家の中で二人きりでは話も無くなってしまいます。
お互いが知り得た情報を、話のネタにしているようです。

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